NIHON NOIE PROJECT
さまざまなカルチャーやライフスタイルを取り上げてきたDoliveが、
ずっと表現したかったテーマ、“和”。
それは日本人なら誰もが心の中にもつ原風景や、原体験を思い起こさせて
くれるもの。私たちは単に、古き良き日本を紹介するのではなく、
ものづくりや、日々の営みの中にある想いやカルチャーを掘り起こして、
今のライフスタイルに合う“現代の和”を表現したい。
こうして始まった「NIHON NOIE PROJECT」。
そのはじめの一歩として、“現代の和”の暮らしを体現する
「あたらしくて、なつかしい日本の家」をつくることが決まりました。
玄関
右の和室、左の居間へダイレクトにつながる玄関は、天井も吹き抜けになっており、開放感があります。床の表面には道具の痕跡を残す名栗(なぐり)加工を施した床材を使用。下からの照明と合わせ、新しさと“和”が融合した上質な住まいを印象づけます。また、正面にはお好みの装飾品などを置けるフリースペースを設けています。
吹抜
天井の勾配に合わせ、一階と二階を吹抜でつなぐことで開放感が生まれました。家全体がひとつの空間となり、季節の風を感じられます。
二階
仕切りがなく、自由度の高いフロア。住む人の生活に合わせて拡張性のある空間に。長い作業台からは食堂が見え、家族の気配を感じられます。音の立ちにくいカーペット敷き。寝室の小窓は、あえて光を採りすぎない設計です。
バスルーム
窓からの光に映える、白でまとめたバスルームで、ゆったりとくつろぎのひと時を。通気がよく清潔さを保ちやすいのもうれしいポイント。
トイレ
和の家らしい引き戸のトイレ。さっぱりとしたカラーリングの室内に窓からの光が差し、落ち着く空間です。お手入れしやすいシンプルさもポイント。
洗面
全体を直線的なフォルムでまとめ、スタイリッシュに仕上げています。三面鏡は収納もできるオリジナルデザイン。広々とした脱衣所には洗濯機置き場もあり機能的。窓があるので、朝の光を感じながら身支度ができます。
縁側と和室に面した、
玄関へとつながるアプローチ。
大きな梁を見せる天井は軒先を低く抑え、品の良い空間を作り出します。縁側と和室の障子は、庭と部屋をつなぎ美しい外観のひとつとなり、住む人と来客をゆったりとお迎えします。
人も風も往来する“通り土間”は、
開放的で、いつでも居心地が良い。
通り庭から食堂、キッチンは床が高くなることなくつながっている“通り土間”。食堂から居間への段差は、そのままダイニングチェアに。居間のソファは階段とつながり、吹き抜けの天井で開放的な空間に。素材や色味にこだわった床や壁に風情と落ち着きを感じます。
土間を介することで
「離れ」のような和の空間に。
玄関から正面に見える壁面には「SOU•SOU」の壁紙。
床の間には掛け軸の代わりに「SOU•SOU」のテキスタイルを用いたファブリックパネルをご用意。四季に合わせて四種の柄を楽しめます。アプローチに面した窓には雪見障子を立て、軒先の景色とやわらかな光を取り込みます。
COLLABORATION
家をもっとカジュアルに楽しむために生まれた新しいメディア。日々の暮らしをもっと楽しくする情報や、クリエイターや人気ブランドとコラボしたデザイン住宅などをお届け。
「新しい日本文化の創造」をコンセプトに、日本の四季や風情をポップに表現した京都発のテキスタイルブランド。伝統的な素材や技法を用いながらも、現代のライフスタイルに寄り添うものづくりを展開。地下足袋や和服、家具など、多岐にわたるアイテムを製作・販売している。
建築家・起業家 谷尻 誠、BEAMSコミュニケーションディレクター 土井地 博、Dolive主宰 林 哲平によって設立されたプロダクション。オンラインサロンやプロデュース業務など、今後の動向が注目されるユニット。